携帯は電子書籍の本命ではない
去年の夏という古い記事ですが、ITmediaの「電子書籍の本命は、実は携帯?」について。
 KDDIによると、電子書籍のプラットフォームとして携帯を見た場合、携帯性でPCや専用機に勝り、ユーザー属性でPDAや専用機より優れ、市場規模でPCをも凌ぐ。PCに対しては「本って机に座って読むもの?」、PDAは「ギア好き男性の愛好品」、専用機は「持っているのは関係者だけ?」と手厳しい評価。

↑この部分に多くの人が反論・意見などをブログに書かれています。

私は携帯電話は電子書籍の本命ではなく入り口、むしろ“読書への入り口”と考えるほうが妥当な気がします。

飯島愛 著「PLATONIC SEX」は単行本で170万部も売ったのに、昨年5月にどこでも読書でケータイ版が発行されると半年で1万件のダウンロード(PDFファイルの記事)を達成したそうです。
これはプラスアルファの読者を得たと言えると思います。
作品が作品なだけに書店販売員と面と向かって会計することに抵抗があった、といった方がケータイ版に流れたとも考えられます。
そういったケースを除いても、本を購入するということは意外に障壁が多く、「読みたいと思うけれど買うとなると面倒」と感じていた人も多いでしょう。

電子書籍の本命など、まだ語る段階ではなく、あらゆる方法で書籍購買層を拡げて、そこからようやく電子書籍の本命というものを探る段階になると思います。

3月15日追記:
つまり携帯電話から電子書籍の世界に足を踏み入れ、ここから専用端末なりPDAなり、好きな端末を選ぶというひとも少なくないのではないでしょうか。
もちろん携帯電話で十分という人もいるでしょう。私もその一人です。
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by masaki_graffiti | 2005-03-12 05:52 | 電子書籍について


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