詠むように読む
 相変わらずのろのろと『三国志』を読んでいます。いつもなら最小文字サイズにして、なるべく多くの文章を一画面で読めるようにしているのですが、この作品に限っては読めない漢字が多いので、ルビを表示して、そのルビの文字サイズと本文の文字サイズのバランスがとれるように、本文を最大文字サイズにして読んでいます。

 そうしますと、当然一画面に表示される文字数は非常に少ないわけですけれども、この作品には、その少ない表示文字数が非常に向いているといいますか、少なくとも私にとって好ましい結果を生んでくれています。

 まずこの作品は非常に一文が短く構成されています。そこに季節や情景、動きを表す様々な熟語が使われていて、まるで詩(うた)を詠んでいるかのような錯覚さえ覚えます。また、こういった熟語が文章の短さに一役かっているともいえます。

 なかなかうまい例えが見つかりませんが、あえて例を挙げますと、一般的な現代語では

「戦場を飛ぶ矢の如く彼は走り去った」

 というところを、

「征箭(そや)の如く彼は走り去った」

 というような感じです。実際はもっと美しくまとまった短い文章もあるのですけれど、なにぶん私の頭の中にきちんと留まっていませんので、いまはこんな拙い例えしか思い浮かびません・・・。

 で、こういった私の知らない熟語がたくさん出てくるものですから、辞書は必携です。もちろん携帯電話で調べています。「旺文社モバイル辞典」というサイトを利用しているのですが、国語辞典だけでなく漢字辞典も備えているので、少々難しい言葉もきちんと載っています。
 マルチタスクではないので、一度電子ブックビューアを閉じてEZwebを閲覧しないといけないのと、調べたい言葉をコピペできないのが面倒ではありますが・・・。

 これまで乏しい読書経験しかない私にとっては、携帯での読書を始めてからと言うもの新たな発見が盛りだくさん。こういった発見をきちんと自分の中で昇華できれば良いのですけれど。
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by masaki_graffiti | 2005-07-27 23:51 | 書評/読書日記


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