ケータイ版電子書籍に至ったワケ
私はあるとき「物語」に無性に飢えていました。
物語を楽しめるものとして、書籍、DVD、テレビ、ゲームなど様々なものがあるわけですが、どれも私にとっては不都合な点がありました。

DVD、テレビ(または録画したビデオ)などはある程度堪能しようと思うと2時間ほどの時間がかかりますし、見るとなれば一気に見たくなり、途中でやめられません。またDVDレンタルや録画(我が家は現在もビデオテープです。テレビにEPGは付いているのですがビデオデッキと連動できません)の手間もやや面倒に感じます。現在の私の環境では、家でしか楽しめないのも不都合といえます。

次にRPGなどのゲームですが、初めのエントリーでも書きましたように週末にはMMORPGをパソコンで楽しんでいるものの、これは(特に私がプレイしている作品は)物語を楽しむというのではなく、友達とスポーツをするような感覚でコミュニケーションとゲーム(試合という意味での)を楽しんでいるので、物語を読んだときのように想像をかき立てられるものではありません。
またPCおよびゲーム機のRPGはひとつの物語としての単価が高い(もちろん付随する価値がいろいろあるのは承知しています)のと、いつなんどきでも中途でやめられる(セーブできる)とは限らない、というのがネックです。

そういった意味で書籍は上記に挙げたものの中ではもっとも私の理想に近いと言えます。持ち歩けますし、いつでも栞を挟むことが可能ですし。
理想に近いには近いのですが、結局私は書籍を選択しませんでした。といいますのは、ネット通販があるので購入の手間は幾分省くことができるものの、購入から手にするまでタイムラグがあります。また、私は普段カバンというものを持ち歩きません。一製品としてカバンそのものは嫌いではないのですが、軽装を好み、財布、鍵、タバコ、ライター、携帯電話をあちこちのポケットに入れて手ぶらで出かけます。よって「書籍を持ち歩く」ということを習慣化させるのが難しかったのです。

そこで携帯電話で読む電子書籍に至ったわけです。
その場で購入でき、即読むことができる。
携帯電話は普段から持ち歩いているのでそれ以上の荷物にならない。
いつでも読むことができて、すぐに終了(and自動でしおりが挟まれる)できる。

こうして私のきまぐれ読書生活が始まりました。
「読書離れ」などと言われて久しいですが、私のように「本を読むのは嫌いではないし、むしろ好きだけれども、持ち歩く、もしくは買いに行くのが面倒」という“書籍購買者予備軍”は意外に多そうな気がします。
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by masaki_graffiti | 2005-03-03 05:07 | 電子書籍について


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